私たちが新しい自治会正副委員長です よろしくお願いします。

―就任のご挨拶―

(2011年12月19,20日に机上配布)

新委員長 Q

選挙へのご協力に心から感謝申し上げます。未熟者ではありますが、学生のみなさんの立場に立ちまり、学生生活の向上、学問の自由の発展のため、情一杯がんばってまいります。どうぞよろしくお願いします。

わたしは先期、副委員長を務めさせていただきました。その経験から、今期、前例やドグマにとらわれず、学生自治会の果たすべき役割を柔軟に考え、なんでも恐れず挑戦していきたい、そう考えています。

駒場全体を見渡してみると、いま、学生の興味・関心・ニーズは多様化しています。数え切れないほどのサークル、学生団体が活動し、学ぶ・アクションを起こそうと積極的に活動しています。さまらのなかには、学内、若い世代、あるいは社会に影響を与えているものも少なくありません。

一方、教養自治会は、学生の中でどのような位置にあるでしょうか。

学生自治会はこれまで、学生の意見を集めて大学・学部当局にその実現を求めること、学生の意思表明を代表しておこなうこと、を主軸として活動してきました。学生を大学自治の担い手としてみとめた東大「確認書」の精神は、今に生きる重要なものです。ところが、かつて学生運動が盛んだった頃とは異なり、いま、学生全体が共通の利益・関心集団であるとはいえなくなっています。大学自治の構図自体も変化しており、「大学当局 対 学生」という対立図式は、当時ほど色濃くありません。

全学生が一つの組織に結集し、一致した要求を掲げ運動する、という理念に運動せずとも、学生自治は学生の手にさまざまな生み出すことができ、発展させることができるはずです。学生自治会は、「一致できる要求を掲げる」ことを目的化するのではなく、「学生生活向上と学問の自由の発展をめざす」「学生が学内自治に主体的にかかわる」ための活動として自治会活動を広くとらえ、柔軟に活動に取りくむべきだと考えます。これまででは、硬直した考え方・活動が進められていた面がありました。今後の自治会の自由な発展のため、従来の方針にとらわれずに、自治会の役割を問い直しつつ、力を尽くしてまいります。

広い視野をもち、学生の声と時代の流れに敏感なアンテナをたて、活動していく決意です。先々期からとりくんでおります震災ボランティア派遣をその第一歩として、手に負えないのではないか、失敗するのではないか、という不安を振り払い、さまざまな課題に積極的に取りくむ所存です。

学生生活全般でなにかお困りのことや、学生自治会にたいするご意見・ご要望などございましたら、お気軽に自治会室をおたずねください。ともによりよい駒場をつくっていきましょう。

新副委員長 ***

12月15日に、第124期学生自治会副委員長に当選し、就任させていただきました。まずは、先日の学生自治会正副自治委員長選挙に協力してくださったみなさんに感謝申し上げます。

私は、今年6月頃に第123期常任委員に選出されて以来、約半年間、自治会活動に積極的に取り組んでまいりました。先学期、前委員長である何らく氏を中心に学生自治会が行ってきたことは、学生自治会の発展、東京大学の学生の学生生活向上に大きく貢献したと自信をもって申し上げることができます。今後も、先学期と同様に先代の方々の自治会運動の準備・よい面を見習いつつ、さらに新しい自治会運動を研究・発展させながら、真に学生の利益となることを追及していく所存です。

その一方、前委員長の退任の挨拶には書かれていましたが、まさに今、学生自治会が存在意義が問われている時であるとひしひしと感じております。さまざまな東大教養自治会の動きは、先代の考えを尊ぶと同時に、受け継いでいき、時代錯誤的なものを新たな自治会のあり方として検討していく必要があると考えています。学生自治会は、これからも学生の学ぶ環境の向上を、シンプルに、フレキシブルな思考で追及していきたいと考えています。

今年3月、東日本大震災が起こり、いま日本は大きな転換期に差し掛かっているのではないでしょうか。それでは、今、東大生に求められていることはなんなのでしょうか。私は、日本の未来を明るくし、支えていくことであると考えます。このように考えると、学生自治会の存在意義を再確認する手がかりとなると確信しております。学生自治会では、これからも学生の学ぶ環境の向上を、シンプルに、フレキシブルな思考で追及していきたいと考えています。

これからも、みなさんに自治会活動に積極的に参加していただけるよう働きかけ、また今後も主体的に学んでいくことを呼びかけまして、私の就任の挨拶とさせていただきます。

東京大学教養学部学生自治会正副委員長 学生会館315 03-++++-++++


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