(2012年2月27日●●●作成 )
東京大学教養学部学生自治会 正副自治委員長ならびに常任委員会各様
今回(2012年1月16日(月)夜)の東京大学教養学部学生自治会(以下、学生自治会)正副自治委員長による一連のミニブログサイトtwitterへの投稿について、副自治委員長ならびに書記長経験者としての見解を示します。私は、ツイートの内容が様々な立場で力を尽くしてきたこれまでの執行部経験者への誹謗・中傷とも受け取れる内容となっていると感じます。学外を含む社会一般への発信となるtwitterの性格を考えても、学生自治会という公的団体のメッセージとして、不適切なものであったと感じざるをえません。
投稿では、これまでの学生自治会の運営に特定の党派が強い影響力を持ってきたように記述してありました。しかし、同時にこの事実確認が前職の自治委員長(X氏)からしか行われていないことも示してあります。しかもX氏がこの在職期間以前の状況を知っていることはありえず、単なる推定でしかありません。事前に過去の執行部から話を聞くなどの対応も必要だったのではないでしょうか。
私も自分の任期以前の状況などを知っているわけではありません。むしろ、X氏のようにその党派からも手法をつかずに存在したかもしれません。しかし、そのような手法を用いることが、学生自治委員会の公正な運営を保ち、自主的な討論を促進させるためのものでした。それらの執行部経験者への配慮なく、過去の学生自治会がその党派の影響力を強く受けていたように、公式に発信したことは残念でなりません。
私は4期常任委員を務めるとともに、1期の副委員長を含んで3期に渡って四役の立場にありました。その中で、現在副自治委員長やX氏が主張しているような、特定党派の指示をうけてそのまま活動に反映させるということや、各個人が特定党派の思想やとりくみを故意に持ち込むことはなかったと確信しています。また、正副自治委員長や常任委員などの候補や常任委員会内の体制に関しても、みんなで検討し決めてきました。
党員である執行部もいましたから、学外からの党派的な影響が与えられる余地がないとは言い切れません。私たちの執行代においても、その党派との関係が度々議論になりました。しかし、互いの考えや思いを伝えあって、ともにとりくみを続けてきたことは無視できるものではありません。そうした過程を通じて、また執行部の一人として活動してきて、私たちの執行代の活動がみなさんの主張にあるような党派的な影響下にはなかったと、非同盟員・非党員である身として断言します。
むしろ私から言わせれば、X氏の活動にこそ党の影響下にあるのではないかと疑わせる側面を持っていました。党の影響をうけていないと主張するためか、みなさんは書記局を事務局に改称したそうですが、書記局という言葉は、X氏が多用したものでした。これまでは書記長、書記次長、書記局員の名称にも残っていませんでした。ちなみにですが常任委員会下の事務機関である書記局に、多くの組織で中心的な役割を持つ事務局および類似の機関です。また、原水禁への参加費には参加人数によってはきがないために上限を設けてきましたが、それをなくしたのもX氏ではないでしょうか。
X氏の証言が事実であったとすれば、X氏と周囲の執行部、そして「指導・介入」した党員には反省が必要です。しかし、そこに過去と現在の学生自治会、つまり全自自治会員など多くの無関係な学生を巻き込んだ今回のツイートは、公的な団体である学生自治会のとるべき行動ではないはずです。
また、この間都学連・全学連からの呼びかけに対して、常任委員会で審議するなどの誠実な対応をいただいておりません。察するに、都学連や全学連も党派的な影響下にあるとの誤解による「行動」だと思います。
先日の都自治代で執行委員を辞し、大会成立までは書記局員という形で活動することになりましたが、1年間の副幹部および2年間の副執行委員長を経験したものとして、やはり党派的な影響を受けないことを主張したいと思います。今期の旧三役は非党員である私を含めて、常に丁寧な議論を尽くし、活動してきました。党派的な影響などありえません。
活動方針そのものに賛同できないのであれば、加盟学園の責任として大会に参加し、議論を尽くすのが当然ではないでしょうか。特に、東京大学は加盟分担金納入や代議員選出を継続的にしてきていることを考えれば、一期を様々な形でしっかりとその翼を担ってきたのですから、そのまとめとなる大会に参加するのは自治会員たる者の責任ではないでしょうか。
最後に付け加えるとすれば、私の個人的な政治的信条は、多くの点でその党とは一致していません。しかし、思想・信条の違いは当然の前提として、議論を尽くし、学生として一致する立場で活動してきました。この立場は党員であろうとなかろうと、関係なかったはずです。党派的影響の排除を主張していますが、これを言い出すと、結局、個人の思想信条を侵さざるをないはずです。常にみんな議論を尽くして、一致点を築くことにしか、真に思想・信条の違いを越える手だてはないと考えます。
以上のことから、今回のツイートに対して、次を求めます。
・早急に私を含む執行部のOBと、本件に関して話す機会をもつこと。ただし、私が認めるメンバーであれば、日中参加しづらい私が行けずともかまいません。
以上。
東京大学教養学部学生自治会
118期 副自治委員長
119期 書記長
117期 書記次長
116・120期 常任委員
東京都学連自治会連合
55期 執行委員
56・57期 副執行委員長(57期前職)
57期 書記局員
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