Z氏が代議員大会に寄せたメッセージ

みなさんこんばんは。昨年度、本自治会で副委員長を務めさせていただいておりましたZです。

今日のこの歴史的な場に、所用により立ち会うことが出来ずにまことに残念です。また、本日、傍聴席に来られているのは、東大教養自治会に携わってきたことを、誇りに思っている方ばかりだと思います。彼らと一緒に後輩達の決断を見届けることが出来なかったのは、重ねて残念であります。

全学連・都学連に向けて、少し述べたいと思います。全学連・都学連の役員の方の中には、知人も何人かいて、彼らの「困っている人のために力を尽くそう」という精神には、深く尊敬しています。だからこそ、今回の問題に際して、全学連・都学連がどのような姿勢を取るのか、期待していた面もあったのですが先日撒かれたビラを拝見する限り、残念でなりません。もし全学連・都学連が真剣に、そして建前論を排して、現実と向き合っていたならば、違った結果になっていたかもしれないと残念に思います。

今回、仮に脱退案が可決されたとしても、このことが、全学連・都学連にとって単にマイナスで終わってしまうのか、それとも立ち直りの転換点にして、大きなプラスにするのかは、あなた方にかかっていると思います。全学連の活動自体には、非常に立派なものも多いです。いつの日か、全学連が、全国の学生の代表として堂々たるものになったときには、再び東大教養自治会も、手を取り合うでしょう。東大教養自治会も、他大学との相互連携を大事に思っています。その日が来るのを期待しています。

さて、私は副委員長などを務めて参りましたが、当時から複雑な気持ちを抱いていたことが思い出されます。私は、ゼミや学生団体、はたまた運動会と様々な学生の集まりに関わってきましたが、学生時司会については、他の団体と異質なものを感じていました。特に、全学連・都学連の会議や学生行事では、独特の言葉遣いについて行くのさえ、大変でした。また、率直な意見は、「経験不足」「学習不足」というものとしてまともに取り扱ってもらえなかったように思えます。昨年度より、教養学部生の代表として力強い団体を目指していた当時の執行部と全学連・都学連との関係は微妙なものでありました。ですが、我々は結局、この問題を曖昧にしたまま、任期を終えてしまいました。現執行部のみなさんは、これにはっきりとした答えを示したものとして、拍手を送りたいと思います。現執行部のこの決断に、私も大いに賛同します。何重ものしがらみから解き放たれ、自治会が飛躍的に発展することを期待しています。これこそ本当の自治です。東大教養自治会の発展は、OBとして、何よりの喜びです。私や、今日見届けに来ている傍聴者の方々が、10年後、20年後に、あの頃の自治会に携わっていたことを誇りに思えるためにも、皆様方の今後の健闘を願っています。

2012年6月14日


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