東大自治会の全学連脱退の確認とその経過について 

全日本学生自治会総連合 

全日本学生自治会総連合の中央執行委員会で、東京大学教養学部学生自治会の本連合脱退について、慎重に検討し確認しました。また、東大自治会の代議員総数の数え方や大会の手続きに関して深く疑問がありましたが、学生の総意だと返答があったため脱退の確認を行いました。お問い合わせと返答も載せておきます。

[参考\] 近年の代議員総数(「自治会便覧」より) 

2012年 782人 

2011年 データなし

2010年 912人 

2009年 914人 

2008年 963人 

~参照(クラス数が少なかった)~ 

2007年 855人 

2006年 824人

[参考\] 11,12年度の入学者数と代議員数(東大HP、大会時の議長報告より) 

| 年度 | 入学者数(人) | 8で割った数 | 代議員数 | 

| 2012 |3153             | 394        | 394     | 

| 2011 |3158             | 394        | 392     | 

計:788  786(公示 782) 

※「代議員は各クラス8人につき1名(端数切り上げ)選出する。」(規約改正14条2項、同趣旨:現行規約注4)

~~~~~~~~~~~~~~~~~[全学連→駒場]お問い合わせ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

貴会第124期第1代議員大会に関するお問い合わせ 

2012年6月19日 

貴会の日頃から学生のためご尽力されていること、心から敬意を表します。

さて、今月15日に貴会代議員大会で上げられた本連合脱退の決定の通知に関して、本連合規約第十一条に基づく確認を行うため、中央執行委員会で審議を続けております。脱退は、貴会・本連合双方にとって大切な決定ですので、後で問題となることのないよう慎重に話し合っております。その際、3点ほどわからないことがありますので、お問い合せさせていただきます。

公示の「3経過と決定 夜の部」において、「現在数135人、委任数257人、計485人」とありますが、現在数と委任数の合計が合っていません。正確な数をお教えいただきたく思います。

また、「代議員総数782人」となっておりますが、例年であれば代議員総数が900名超となるところ(2010年度は912名)、あまりにも数が少ないように思われます。貴会では、「代議員は各クラス8人につき1名(端数切り上げ)選出する」ことになっていると思います。第124期第1代議員大会における代議員総数を算出する基となったデータである、1、2年生全クラスについて、各クラスの学生数をお教えいただきたく思います。

夜の部、二回目の議場閉鎖の際にも成立確認が行われたと思いますので、現在数、委任数、両者の合計をそれぞれお教えいただきたく思います。

確認通知の期日が迫っておりますので、明日(2012年6月20日)の昼休みに本連合書記局の者がうかがいますので、以上三点について文書もしくは口頭でお教えください。または、明日の午前中までに本連合書記局アドレス(***@****.co.jp)まで送っていただくよう、お願い致します。

以上

~~~~~~~~~~~~~~~~~ [全学連→駒場]お問い合わせ~~~~~~~~~~~~~~~~~

昨日のお問い合わせへのご返答 

2012年6月20日

「第124期第1回代議員大会に関するお問い合わせ」を確認致しました。 

まず、1点目ですが、公示の「3 経過と決定 夜の部」において、現在数と委任数の合計が合っていない点については、こちらで確認しましたところ単なる計算の間違いであったと判明しました。正確な下図は以下となりますので、訂正してお詫び申し上げます。 

現在数137人。委任数348人。計485人。

2点目の「代議員総数782人」の記述の件ですが、本会自治会規約に対する注の4の記述によると、代議員の「定数」は各クラス学生8人につき代議員1人を選出することとなっています。しかし、例年、定数通りの選出が各クラスでなされていないという現状があります。その結果、代議員「総数」は代議員定数に満たないということとなっています。したがって、各クラスで選出された代議員を数え上げたときに782人であったというわけです。そういうわけで、1、2年生各クラスの学生数は教える必要はないと判断しました。また、クラス人数一覧はそもそも学外に出せず、全学連に渡す目的で大学側から入手することはできませんでした。

3点目、夜の部、二回目の議場閉鎖の成立確認については以下に示します。 

現在数124人。委任数361人。計485人。

以下、お問い合わせにお答えしましたが、学生の意見は明確であります。慎重な検討など止めて、即刻、脱退の確認を求めます。また、全学連脱退に関係のないことを聞いてくることこそ干渉行為以外の何者でもありません。大会の成立、不成立や規約の運用等こそ、それぞれの学園の自治に任されることではないでしょうか。

そもそも、貴団体の脱退規定では中央執行委員会の確認無くば脱退できないということになっていますが、自由で自主的な連合体としておかしいのではないかとさえ考えています。早急の対応をお願い申し上げます。

(署名略)

~~~~~~~~~~~~~~~~~ [全学連→駒場]脱退確認通知~~~~~~~~~~~~~~~~~

東京大学教養学部学生自治会の全学連脱退の確認(通知) 

2012年6月22日

貴会の本連合脱退について、本連合規約第十一条に基づき、中央執行委員会で確認を行いましたことをお知らせします。これにより、規約第五条、第六条に定める貴会の本連合での権利・義務がなくなったことを合わせてご報告いたします。

なお、本連合は学生自治会の自主的な連合体であり、中央執行委員会は各加盟自治会の自主的な決定や行動を尊重しなければなりません。加盟自治会の脱退に際して、規約第十一条にある「中央執行委員会の確認」とはあくまで全学連内における該自治会の扱いを確認するものであり、脱退そのものを変更・拘束することはありません。

この度、本連合脱退を決定したという貴会代議員大会の公示についてわからない点があり、脱退という手続きに間違いのないよう、19日にお問い合わせをさせていただきました。貴会の規約運用や大会決定に関して正統な手続きを踏まず学生の意思を蔑ろにしてはいないかと深く心配しておりますが、貴委員長より、脱退が学生の総意で間違いないとのご回答をいただいたため、規約に基づき中央執行委員会で貴会の脱退を確認しました。

貴会が、学生の立場で学生の思いに応える活動を発展させるよう、祈願申し上げます。


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