代議員大会に関する解説

東京大学教養学部学生自治会正副委員長

代議員大会は、現行規約に従われ、本会の最高議決機関で、各クラスで8人に1人選出された代議員が参加することになっています。

2001年までは、代議員大会開催時には「午後休講措置」がとられていましたが、現在は、休講措置はとられなくなっています。そのため、昼の部と夜の部の多会に分けて開催することにより、あるいは、議事の時間を確保していますが、夜の部は労働時間的に参加しにくい状況が続き、参加者が少ない模様です。おおむね、夏の代議員大会は、昼の部は代議員総数約850名中300~400名、夜の部は同70~100名程度の参加となっています。

現在、代議員大会は、参加者が少ない状況が続き、クラスにより代議員数がまちまちで出席も散在となることを考え、満足に機能していない状態にあります。また、それをもって、代議員大会が形骸化しており、現在にその役割が必要とされているのか検討が必要ではないでしょうか。

現在の学生自治会正副委員長としては、代議員大会という枠組みは残しつつも、全学生が関連する重要なテーマがあるときなど、必要なときのみ開催する非常設の議決機関として、現在の代議員大会が持っている予決算や活動方針の議決機能については、各クラスの代表者会議である自治委員会に移転させたいと考えています。

今回の代議員大会は、こうした内容を含む、規約改訂案を提案する予定です。これらの規約改正により、学生自治会として実情に即したより柔軟かつ幅広い活動を実現していきたいというのが改正案の趣旨です。

規約を改正するためには代議員総数の過半数の賛成が必要という非常に高いハードルがございますので、みなさまにおかれましては、今回の代議員大会への積極的なご出席をお願いしたいと思います。

なお、昨年までは、学部への要求項目の策定、投票によって決議していました。しかし、50項目以上ある要求項目を、読む時間をほとんど与えられず、短い時間で、短冊用紙で投票用紙に〇をつけてもらい、それをもって「全学生の一致した要求」とするのは、多くの学生にとって「茶番」と映ったでしょう。また、学部側からも、このプロセスに疑問が提起されていました。今年度からは、要求項目も形式的な投票で議決することをやめ、学生自治会正副委員長・常任委員会が責任を持って学部と交渉する体制を整えたいと考えています。もちろん、これまで以上に、幅広い学生の要望・意見をくみ取り、現実的に学部に対して影響力のある交渉をしていく所存です。


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