はじめに

2012年、日本共産党系と知られる「全日本自治会総連合会」(全学連)から東京大学教養学部学生自治会が脱退しました。分担金の多くを負担していた同自治会の脱退は全学連の運営に大きな影響を与えたのか(またそれに続く、複数の大学自治会の脱退もあり)、2010年代末期にはその活動の痕跡は途絶えました。

今回、私たちは東京大学教養学部学生自治会が全学連を脱退するに至った経緯を克明に記した資料を入手しました。これらは日本の大学及び学生自治の歴史を考える上で重要なものだと考えられます。現時点で多くの人々がこれにアクセスできない状況は学術的な観点からも問題があると考え、このウェブサイト上で公開することに踏み切りました。

資料が持つ政治的特性を鑑み、公開に際しはさまざまな妨害等が生じる可能性が考えられます。そのため、私たち公開主体に関しては大変申し訳ないのですが基本的に匿名とさせていただければと思います。この旨、何卒ご容赦いただけますと幸いです。

なお、公開に際しては関係者のプライバシー保護を厳守し、公人を除き匿名処理するなど、個人が特定できないような工夫を行います。一方で現資料を尊重し原則的に改変・修正は行わないようにいたします。その上でこれら資料の公開によって問題が生じる、その可能性がある場合、お手数ですがウェブサイト「お問い合わせ」よりご連絡いただけますと幸いです。可能な限り対応させていただければと思います。

東大全学連研究会